Japan Automotive AI Challenge 2024
コンセプト
Info
本大会は、CASE、MaaSと呼ばれる新たな技術領域において、これからの自動車業界を牽引する技術者の発掘育成のための新たな取り組みとして実施しています。
本大会では自動走行モビリティに開発したプログラムを搭載させる走行競技まで行います。コンピューターサイエンス、AI、ソフトウェアや情報処理に関わる技術者・研究者・学生等のチャレンジの場、また学習及機会を提供し、有機的な繋がりを実現する場を目指します。
目的
技術的な観点からの大会の役割
- ハードウェアを理解しながらのソフトウェアのインテグレーションを通してSDV開発を学ぶ
- 継続的インテグレーション / 継続的デプロイメント(CI/CD)を学ぶ
- 開発をOpen Source Software(OSS)で行い社会実装に向けたイノベーションの場とする
人材育成としての大会の役割
- 幅広い分野のエンジニア参加の促進
- 教育コンテンツの提供によるスキル開発の加速
- 実機とシミュレータのすり合わせを行いながらSDVの開発の仕方を学ぶ
- デジタルツインシミュレーションを通じた技術革新
- 技術コンペ×エンタメ=モータースポーツを題材とした「憧れ」や「情熱・興奮」の創出
概要
予選
オンラインのシミュレーションで実施します。予選の競技はデジタルツイン指向のAWSIMを用いてコースをより速く走行することを目指します。参加者は、Autoware※の構造を学ぶだけでなく、実際に行動、判断の部分についてパラメータ調整を行い、また必要に応じて新しいアルゴリズムの開発も行います。
決勝
競技車両であるEVレーシングカートを使用した大会を行います。シミュレーションで得た知見を実車両に活かしつつ、AWSIMでは再現できない実車ならではの課題にもチャレンジします。
例えば参加者には実車両に適用するため、パラメータ調整にも挑戦してもらいます。また、シミュレーションでは再現できないノイズ処理、遅延対策のアルゴリズム開発も行います。
表彰
賞金の総額は100万円以上となっております。 詳細は2024年度自動運転AIチャレンジの開催概要をご覧ください。
走行コース
使用車両
挑戦課題
サーキットコースを走行し、規定の周回数に到達するまでの走行時間を競います。また、今回は単独での走行になりますが、将来的には他の車両と同時に走ることを想定し、コース上に設置された仮想的な障害物の回避にも挑戦していただきます。